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【追悼】韓国被害者逝去

韓国挺対協より訃報が届きました。
亡くなられても、名前が公表できない。これが日本軍「慰安婦」問題なのだと、改めて考えさせられます。
私たちはこのような被害者のためにも、日本政府を追及していかなければなりません。諦めることなくがんばりたいと思います。(だい)


皆さま
昨晩(6月22日)
ひとりの日本軍「慰安婦」被害者が亡くなられました。
ハルモニの冥福を祈り
ハルモニの人生に大きな苦痛を与えたにもかかわらず
反省しない日本政府の犯罪を明らかにし
責任を履行するよう
挺対協は最後まで努力します。
ハルモニが安らかに眠れるよう祈ります。
家族の意向により名前や写真は公開できません。
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日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団設立宣言文

子どもたちは平和な世界で暮らさなければなりません。そのために私は今もここに立っています。毎週水曜日には街頭に立ち、遠い国まで問題を知らせに行きます。日本政府に求めているのは、お腹がすいたからご飯をくれと言っているのではありません。私は日本政府に、歴史の真実を公開し、正直に間違いを認め、公式謝罪し法的賠償することを要求しました。再び戦争をしてはならないと要求しました。だからこそ、12月28日、胸が痛かったのです。 -吉元玉ハルモニ-
 
昨年12月28日、日本政府は戦争犯罪認定でも、公式謝罪と法的賠償でもない内容で、最終的で不可逆的解決をしようとしました。そして、韓国政府もこの解決案に合意しました。これは正しくありません。私たちは日本軍性奴隷問題の正義の解決のため、被害者と手をつなぎました。1991年8月14日、故金学順ハルモニの勇気ある証言から世界に広く知られた日本軍性奴隷問題、この問題の真の解決のためハルモニたちが絶えず叫んできたメッセージは明確です。日本軍性奴隷被害者の名誉と人権を回復し、再び同じ悲劇を繰り返してはならないということです。ハルモニたちは26年以上街頭に立ち水曜デモで叫び、10年以上裁判を行ってきました。
 
「子どもたちは平和な世界で暮らさなければなりません」と語ったキル・ウォノクハルモニ。「二度と戦争をしてはいけない。裁判に負けても、オレの心は負けてない」と堂々と歴史の生き証人となったソン・シンドハルモニ。こうして名乗り出たハルモニたちは、再び同じ悲劇が繰り返されてはならないという信念をもって、全世界で平和人権運動を繰り広げるだけでなく、次世代のための奨学金でまた別の戦争被害女性をサポートするナビ基金を設立しました。
 
和解と癒しという名目の「支援金」で辛い歴史を終結させることは、ハルモニの意思を継承する道ではありません。ハルモニが本当に望んでいることは、子どもたちに日本軍「慰安婦」の歴史を正しく教え、今も戦争に苦しむ女性と子どもを支援し、私たちすべてが平和と人権に向かうことです。
 
今日、私たちはこの声を継承し辛い歴史を正しく記憶し、日本軍性奴隷問題を正しく解決するための「正義記憶財団」設立総会の場にいます。
 
財団は、日本軍性奴隷問題の犯罪認定、真相究明、公式謝罪、法的賠償、責任者処罰などを通じた正義の解決をなすことで、被害者の名誉と人権回復に寄与し、未来世代が日本軍性奴隷問題を正しく記憶するよう歴史教育および追悼事業などを行います。ひいては、武力葛藤および戦時性暴力再発防止と被害者の人権回復に寄与します。
 
これからが始まりです。日本軍性奴隷被害者を正しく記憶するための活動、より多くの市民の参与を通じた問題の正しい解決のため、正義記憶財団は次のとおり事業を行っていきます。
 
市民の参与を通じた正義記憶財団事業
1.日本軍性奴隷制被害者福祉および支援事業
2.日本軍性奴隷制問題に対する真相究明と記録保存および研究事業
3.日本軍性奴隷制問題に対する教育および出版事業
4.日本軍性奴隷問題に対する国内外広報および募金事業
5.平和の碑(平和の少女像)建設および追悼事業
6.戦時性暴力被害女性および児童支援事業
7.未来世代のための奨学事業
 
すべての人々が渇望する日本軍性奴隷問題の正義の解決と次世代のための平和な世界をつくりましょう。
被害者の名誉と人権を回復し!/この地に再び戦争のない!/手をつなぎ、ともに、平和な世界へ!
 
2016年6月9日
日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団

6月1日第118回大阪駅前水曜集会報告


最近は暑い日が続いていたのですが、なんだか肌寒いヨドバシカメラ前の午後7時。
韓国ソウルでの第14回アジア連帯会議の後、はじめて開催された大阪駅前水曜集会の報告です。
まずは、先月17日に亡くなられたイ・スダンハルモニとコン・ジョミョプハルモニに黙祷を捧げました。残された韓国の被害者は44人になり、被害者には時間が残されていないというのに、事態は悪化の一方をたどっています。この日、韓国の財団が設立されました。金福童ハルモニが「必要ない!」と表明されていた、「最終的かつ不可逆的解決」のための財団です。
最初に私たち関西ネットから、アジア連帯会議の報告を行いました。
今年は6人の被害者が参加され、被害者自身からも「日韓合意を絶対に許さない」と表明され、特に韓国だけではなく、フィリピンのロラ・エステリータが怒りをあらわに「責任を認めなければならない」とおっしゃられたことには、日韓合意がどれほど犯罪的なものであるのか、思い知らされました。
財団は「民間の財団」とは名ばかりで、理事の半分以上が政府関係者です。日本は10億円出す意志を明確にしていないし、平和の碑撤去が条件とも未だに報道されています。「癒しのための財団」と言われていますが、「最終的不可逆的解決のための財団」であることは明らかです。このような財団は、到底許せるものではありません。
次に、「みんなで選挙☆ミナセン大阪」の方からアピールがありました。ミナセン大阪は生きづらい世の中を変えるため、野党共闘を応援しようと立ち上げられたグループです。
彼の、こういう運動に関わるきっかけが大変感銘を受けたので、紹介します。
「韓国で兵役拒否の同い年の韓国人に出会った。『他の人を殺すための訓練を受けるのなら監獄を選ぶ』と、その友人は監獄に入った。しかし兵役拒否は非国民の烙印を押されるのと同じこと。仕事に就けず、結婚もできない。これは、明日の日本の姿ではないのか?」
沖縄で起こった米軍属による暴行殺害事件で、米大使館で抗議行動を行っている方から、アピールがありました。
「彼女はなんのために殺されたのか? 基地あるがゆえだ。どんなに日本に、アメリカに言っても、解決しない。地位協定がある限り、そして、安保廃棄なくしては解決しない。
私たちはこれまで幾度となくアピールしてきたが、無関心の人が多い。殺したのは米軍属だが、無関心の私たちのせいでもある。」
「朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪」の方からもアピールがありました。
「毎週火曜日正午に行われている府庁前の抗議行動が200回を迎える。その間差別される状態が続いているわけで、喜ばしいことではない。その200回目を迎える6月21日には、教育塔でアピール集会を行った後、府庁周辺をミニパレードを行う。是非参加してほしい。」
最後に参加者から数名が、「日韓合意をどう思うか?」ということで、思いの丈を訴え、みんなでシュプレヒコールを叫びました。
次回の大阪駅前水曜集会は7月6日です。
みなさん、ヨドバシカメラ前でお会いしましょう!(だい)

大阪駅前にも少女像登場!
といっても持ち運び用なので水曜集会のときにしか現れません。関西ネットMさんの苦心の作です。植木横のライトにかぶせると、まるで灯篭のように、ふんわりと光を放っています。もちろん来月も登場します。見に来てくださいね。

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わたしたちは日本軍「慰安婦」問題解決のため、関西を中心に活動しています。

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