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[挺対協声明]朴槿恵大統領と尹炳世外相は12.28日韓「慰安婦」合意の真実をすべて明らかにし即刻退陣せよ

朴槿恵大統領と尹炳世外相は
12.28日韓「慰安婦」合意の真実をすべて明らかにし
即刻退陣せよ
 
2015年12月28日、日韓外相が発表した「慰安婦」合意が、外相の「要請」にもかかわらず、大統領府が背中を押したという報道に驚愕した。22日付のハンギョレ新聞報道によると、尹炳世外相は合意に対し「3ヶ月だけ時間の余裕をもらえれば、改善された合意を引き出せる」と朴槿恵大統領に要請したが受け入れられず、合意発表内容にも否定的だったというものだ。これに先立ち、合意が大統領秘書室長と日本の国家安全保障局長の秘密交渉で妥結したということもすでに知られている。
 
日本軍「慰安婦」被害者と国民から「10億円で歴史を売り渡した」と憤怒と叱咤を浴びている12.28合意が、朴槿恵大統領によるもうひとつの国政壟断(利益や権利を独占すること)であることは誰もが感じているが、関係者の証言と政界を通じて事実であると明らかになった以上、大統領府と外交部がこれに沈黙したり手を引くことはもはやできない。
 
被害者を排除した合意であったことはもちろん、「もう少し努力してみる」という主務長官の意思さえ黙殺した12.28合意は、現国政壟断事態で現れたとおり、朴槿恵大統領とそれにへつらう権力集団の独善と横暴が生んだ不条理劇に他ならない。
 
結局、12.28日韓日本軍「慰安婦」合意が源泉無効化されるべきであり、よってこのまま強行されてはならない点がより明白となった。重大な人権侵害被害者が持つ賠償と原状回復の権利を徹底的に無視したまま、日本軍「慰安婦」被害者を単純に経済的救済措置を必要とする人とし、その名称さえ不明な現金支給を強行している和解・癒し財団の活動も、即刻中断、いや解散されるべきである。
 
朴槿恵大統領と大統領府は、12.28日韓合意の過程を片っ端から明らかにすべきである。主務省庁の存在理由さえないものとし合意を強行した背景まで、一点の疑惑なしにすべて明らかにすべきである。黒幕を暴き出し、ドラマ「シークレット・ガーデン」よりもドラマチックな真実を国民の前で明らかにすべきである。
 
尹炳世外相もまた、歴史を売り渡した12.28合意の責任から自由でありえない。主務省庁長官として国民の声を聞くこともできず、権力に仕え間違った合意のオウム返しをするとは、自白と自己省察で今からでも被害者と国民の前で、合意の真実を明らかにして謝罪し、即刻退任しなければならない。
 
12.28合意にも事足りず、日韓軍事情報保護協定さえ国務会議の議決を経て締結を目前に控えている。朴槿恵政権の外交壟断が終焉の一途をたどっている。大統領職さえ国民から正当性を得られない現在、外交の長を務めるふりをして歴史と国防と外交を壟断することはこれ以上許されない。
 
拙速と密室でなされた非正常的な国政運営と外交をこれ以上見過ごすことはできない。朴槿恵大統領と外交部など主務省庁は、12.28合意についてのすべての真実を明らかにし、即刻合意強行を中断せよ。そして、資格のない座から即刻退陣せよ。
 
2016年11月22日
韓国挺身隊問題対策協議会
 
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野崎の「慰安婦」碑

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11月13日、関西ネットのメンバーで大東市野崎にある「慰安婦」の碑を見に行きました。生駒の麓にある野崎は、野崎観音で有名な古い信仰の町で、その碑は大阪の街を望む生駒の斜面にありました。資料によると建立は1977年。施主は石田龍雲という人で、協賛者芳名として3人の韓国人の名と3人の日本人の名が刻ませていますが、建立に至る経緯はよくわかっていません。
碑の中央に赤十字のマークと共に「大東亜戦没 日韓看護婦 慰霊の碑」とあり、その下には龍雲の手によるものと思われる「いくさ人/いたわり助け/育みし看護の労い/を/永遠に称えぬ」という言葉が刻まれています。
これだけだと「慰安婦」のことを指しているのかはわかりませんが、碑の裏側にはこう刻まれているそうです。(今では文字が消えかけて、読むことはできません。)
「大東亜戦争三十三回忌を迎えて
この碑は大東亜戦没朝鮮処女 女子挺身隊七万余人
日本看護婦二万余人
計九万余人の尊き英霊を祭るために建立す
心ある人々の参拝を心を罩めて願う」
この言葉も施主、龍雲によるものです。
「称える」
「尊き英霊を祭る」
これは一体何のことでしょうか?
一体誰を称え祭るというのでしょうか?
これを建立した石田龍雲さんは、それなりの人物なのだと思います。おそらく戦争体験もあって、その悲惨を知り尽くし、戦場にいた女性たちにもかなりの思い入れと親近感があったのだと思います。
良心的な日本人男性なのだと思います。
でも称えたり祭ったりするのは、あくまでも日本人の男性目線。
ペボンギさんが名乗り出た数年後に建立された碑。当時の時代感覚では当然の感覚だったのでしょう。ペボンギさんは最初、「友軍(日本軍)が負けて悔しいさ」と言っていたそうです。同志的感覚。
でも自分の体験を他人に話す過程で自分が被害者なのだと、自分が悪いわけではなかったのだと気づくのです。
この碑は、歴史に見捨てられた同志である「慰安婦」を顕彰しようというものです。靖国に顕彰されるかのように。それは同志であり、そして男どもには確かに同志だった。自分が戦争の犠牲者であると同じ意味において、彼女たちも被害者だった。
でも、彼女たちは同志ではありません。日本兵に凌辱された被害者です。
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彼女たちも錯覚することはある。でもそれは自分が性奴隷だと気付かない限りにおいてでしかありません。自分が被害者であると気づき、日本政府を相手取って闘ったハルモニたちの姿はどこにもありません。ハルモニたちを凌辱したという加害者感覚が、どこにもありません。
ハルモニたちが同志と思うのはいい。でも日本人の男性が同志と思うのは、醜悪でしかありません。
国内にある「慰安婦」に関する碑は6つ。そのうち金学順さんが名乗り出た1991年より前に建てられたのは3つ。そのうちのひとつが、かにたの村にある、自身が「慰安婦」被害者だった城田すず子さんが建てた碑で、残り2つがこの野崎の碑と、千葉県鴨川市にある「名もなき女の碑」です。この「名もなき女の碑」と、今日訪ねた野崎の碑は、視点が驚くほど似ています。靖国に祀られない女性たちを哀れに思い、顕彰しようというもの。
女性たちにはあなたに称えられたり祭られたりする存在でしたか?
こういう加害者感覚のない良心が、日韓「合意」を許し、朴裕河を持ち上げる感覚につながっているのだと思います。
私たちに必要なのは、このような碑ではありません。ソウル大使館前にある平和の碑(少女像)のような碑が必要なのです。
今の時代は、野崎の碑が建てられたのは時代よりも身体性を喪い、言葉も軽くなり、最悪の状況です。そんな社会の中にあっても、私たちは平和の碑(少女像)を求めたいと思います。
(だい)

東ティモールの被害者、イネスさんの証言

11月7日、なんば市民学習センターにて、大阪東ティモール協会の主催による日本軍「慰安婦」被害者のイネスさんを囲む会合がありました。イネスさんは今回東京で行われた集会と外務省交渉のために来日していただいていたところ、来阪され今回の機会を得ました。主催者のご厚意により、関西ネットのメンバーも数人参加させていただきました。
イネスさんは東ティモールの温泉地の慰安所に入れられました。昼は兵舎を造るための労働に狩り出され、夜は兵士たちに強かんされました。少なくて5人、多いときには10人、毎晩毎晩。細長い建物だったという慰安所に、10人ほど監禁されていたそうです。慰安所には馬、豚、鶏、その脇にイネスさんたちの部屋がありました。カネも、何も貰えない、与えられるのは苦痛ばかり……。
日本が敗戦し、慰安所からも解放され家に帰るとき、イネスさんは慰安所で産んだ赤子を日本兵に取り上げられたそうです。その赤子の運命を、イネスさんは知りません。
解放後、結婚しましたが、夫には自分の体験をひた隠しにしていたそうです。その辛い体験を、イネスさんは外務省の担当者に話し、そしてこう訴えました。
「私の子がどうなったのか教えて欲しい!」
これに対する外務省の対応は、こんな感じだったそうです。
「ようこそ遠くからいらっしゃいました。辛い体験をよくぞお話し下さいました。ご苦労様です。気をつけてお帰り下さい」
誠意の欠片もない!!!
嘘でもいいから「精一杯努力して調べてみます」とくらい言えないのか?!
イネスさんはとても辛いはずの体験を、信じられないくらい淡々と証言しました。「当時はとても辛く日本人を恨んだりしていたけれど、今はどの民族も同じだと思っている」とも。
一体どれだけ辛い体験をすれば、このような境地に達するのでしょうか?
同行したイネスさんの息子さんは、会合の最後にこのようにおっしゃいました。
「2006年の公聴会で母が初めて証言して以来、母と行動を共にしてきました。
この問題は日本が国家として責任をとらなくてはいけない。
私たちを支援してくれる人が私たちの家を直すために出資してくれているけれども、家を直したら周囲の人に『補償された』と思われるだろう。だから私たちは家を決して直さない」
そこまでして真っ当な正義を求めている人たちに、私たちは何が出来るでしょうか? 実現しなければならないのは、私たちの日本政府に、国家責任を認めさせ、謝罪させること。賠償を勝ち取り、そのお金でイネスさんの家を直すこと。
私たちがやらなければならないことは尽きません。その日までがんばって闘おうと、決意を新たにしました。
(だい)

日本軍「慰安婦」被害を記憶するメモリアル建設運動inアメリカ(集会報告)

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 11月4日、KCC会館にて、「日本軍『慰安婦』被害を記憶するメモリアル運動inアメリカ~サンフランシスコとグレンデールの活動家を招いて~」と題して集会を開催しました。コリアNGOセンターとの共催です。アメリカから「慰安婦」正義連盟(CWJC:Comfort Women Justice Coalition)のメンバーをお招きし、アメリカ社会で「慰安婦」問題を広めるための取り組みを学びました。

 サンフランシスコ市で「慰安婦」決議をあげようと動いているとき、日本から右翼が大挙して押しかけました。幸福の科学やなでしこアクションといった人々が公聴会で「『慰安婦』はでっちあげ、売春婦」などと証言し、そしてあろうことか日本の外務省が右翼を応援し、米良光一や呉善花の著作を各市議会議員に送りつけました。こうした動きに危機感を抱いたメンバーでCWCJが結成され、市議会議員に対して丁寧なロビー活動を行ったそうです。当初は「日米関係に影響を与えるのでは」と躊躇する議員もいたそうですが、これは女性の人権の問題であり、現在進行形の問題であると説得。その結果、2015年9月22日に「慰安婦」碑を建設する決議案は全会一致で採択されました。

 またCWJCは教科書をめぐる運動にもかかわっています。CWCJの働きかけによって、サンフランシスコ市で「慰安婦」問題が記載されることになりました。アメリカの教育カリキュラムは欧米中心で、あとはナチスのユダヤ人虐殺。サンフランシスコにはアジア系の生徒が多いため、アジアの人権問題について教えることは非常に重要なことです。しかしここにも日本の外務省が介入しました。教育委員会が発表した文面には日韓「合意」を説明するウェブサイトがリンクされており、CWJCは現在取り下げを要求しているところだそうです。
 「慰安婦」問題を教えるということは国家による人権侵害を教えるということであって、日韓関係を教えるということではありません。被害にあった11ヵ国の全ての女性に関わることならともかく、日韓「合意」がなんの関係があるでしょうか?


 ここでグレイス・シミズさんの証言を紹介したいと思います。彼女が「慰安婦」問題に関わるきっかけとなったお話しは衝撃的でした。
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 それは第2次世界大戦中に起こった、彼女の父親に対する不正義です。
 彼女の父親は広島出身で、10代で移民としてペルーに渡りました。そのペルーの自宅で拉致され、米国内の軍基地に移送され、重労働に従事させられました。当時アメリカはラテンアメリカから独・伊・日系移民を捕虜交換のため、12万人も強制連行し、そのうち6千人が日系移民だったそうです。
 そしてそこから解放された後も、不法滞在者として収容所の中に入れられました。自ら連行しておきながら不法滞在とは! 1988年に日系移民に対する謝罪と補償を行われたときも、不法滞在を理由にそこから除外されました。
 彼女にとって日本軍「慰安婦」問題とは、自分の父親にかけられた不正義を正すことと全く同じなのです。
 歴史を否定したい人たちは「だからどこの国も同じ事をしていた」と言うのでしょうね。しかしグレイスさんが日本軍「慰安婦」被害者を他人のことと思えないように、そして韓国のハルモニたちがベトナムで韓国軍にレイプされた女性たちを他人のことと思わないように、あるのは国の違いではなく、加害者側であるか被害者側であるかということだけです。そして正義がどちらにあるのかは、あまりにも明らかです。

 右派は「『慰安婦』を問題にすることで日本人の子どもたちがいじめられている」とキャンペーンします。もちろんそんな事実はありません。今回CWJCの方々からお話を伺っても、右派の言っていることは嘘で塗り固められている、まさに「息をするように嘘をつく」ようだと分かりました。
 しかしアメリカの日系社会の中にもそのような意見に同調する人はいて、それは日本領事館と利害関係にある人だそうです。そして日本領事館と利害関係のない多くの日系アメリカ人は、つまり自らの人権を闘い取ってきた人たちは、日本軍「慰安婦」問題を自分のことのように人権問題と捉えているということが分かりました。
  今、世界を舞台に歴史戦が戦われていると右派はしきりに言いますが、それは彼らの言うような国家間の争いではなく、国家対市民の闘いなのだと気付かされました。
 フィリス・キムさんがこうおっしゃっていました。
 「そもそも日本と韓国に合意する資格があったのか? 日本政府が11ヵ国の被害当事者に解決を示すべき」
 私たちの敵はなんであるのか。そして本当の解決策はどのようなものであるべきなのか。そこを意識しながら、日本軍「慰安婦」問題をどう社会化していくかという課題に立ち向かって行こうと決意しました。
(だい)

【挺対協時局宣言文】朴槿恵政権は破綻と破局の政治をただちにやめ大統領を辞職せよ!

時局宣言文
朴槿恵政権は破綻と破局の政治をただちにやめ
大統領を辞職せよ!
 
民心が沸き立っている。社会各界を網羅した時局宣言があちこちから湧き出しており、市民たちは再びたいまつを掲げ街頭に飛び出した。朴槿恵政府が誕生してから平穏な日々を送ることができなかった大韓民国が、ついには朴槿恵-崔順実の国政壟断によって軌道を大きく逸脱し漂流している。
国民は苦しめられた。朴槿恵政府下の暮らしは惨憺たるものだった。冷たい海の中へ沈んでいく子どもたちを2年以上引き上げることもできない両親にさせられ、殺人的な水放射を受けて亡くなった父を持つ子どもにさせられた。日本軍「慰安婦」被害者には、屈辱的日韓談合の責任を代わりに負わせ、口をつぐったまま再び犠牲者になれと言う。傷ついた者は癒しの代わりに逼迫し、すべての真実は暗黒の中へ隠された。
そして朴槿恵政府出帆後、大韓民国は毎日のように後退の歴史を綴ってきた。民主主義が後退し、人権が後退し、生命と平和の価値さえ消え去り、2015年12月28日の日韓政府間日本軍「慰安婦」合意で歴史は後戻りした。
日本軍「慰安婦」被害者が「女性大統領」にかけた期待は、一瞬にして水泡に帰した。代を継いで歴史を売り渡した父娘であるのを見れば、大韓民国現代史がひとつの家族に翻弄された様である。それでも足りず、国政をほしいままにするもう一人の家族が背後にいたのであるから、操り人形政府と権力を私有化した泥棒集団に、これ以上政権を任せるわけにはいかない。
9月26日、外交部国政監査に参席した日本軍「慰安婦」被害者である金福童ハルモニは、12.28日韓合意を受け入れることはできないと主張し、日本軍「慰安婦」問題に対し「政府がむしろ手を引いてほしい」と訴えた。安倍政権の操り芝居のようだった12.28合意は、ともすればそれ以前に朴槿恵大統領の頭上に座っていた崔順実の操り芝居ではなかったのかと疑ってしまう常軌を逸した状況であるゆえに、これ以上朴槿恵大統領にこの国を代表する外交の長としての権利を与えておくわけにはいかない。朴槿恵大統領をはじめ、ユン・ビョンセ外交部長官、カン・ウニ女性家族部長官ら、調子を合わせて踊っていた責任者もすべて責任をとって辞退することが相応である。日本軍「慰安婦」問題の解決ではなく、その犯罪をきれいに洗い流してくれる「和解・癒し財団」の存在理由は当初からなく、これ以上そのままにしておくことはできない。即刻解散し歴史を売り渡した10億円の支給もただちに中断されなければならない。
朴槿恵大統領に厳重に警告する。民心を読めない、いや無視する独断と不通がどこまで可能だと思っているのか。この渦中にお詫びとは到底いえないお詫びを流しておいて、日韓軍事情報保護協定締結まで強引に推し進めようとする破廉恥さはとんでもない話である。文化・教育・歴史・外交・国防をはじめとした国政全般と民生を、いつまで丸ごと破綻させるつもりなのか。朴槿恵政府の無能と崔順実をはじめとしたイカサマ政治圏の壟断に、大韓民国の「魂」がすぽっと抜け落ちた。
「手を引いてほしい」という気持ちは、日本軍「慰安婦」被害者だけではなく、全国民の思いである。腐敗と失策で国全体を葛藤と混乱のうずへ追い込んだ現政権は、遅くなる前に資格のないことを認め退陣すべきである。朴槿恵政府は、国政壟断を中断し、歴史の後退を止めなければならない。国民の声に耳を傾けなければならない。
私たちは、朴槿恵政府が安倍首相に10億円で渡した日本軍「慰安婦」被害者の正義と人権を取り戻し、朴槿恵集団が踏みにじった生命と権利、民主主義の回復をなすときまで、目覚めた市民となり批判し監視し、叱咤し審判するだろう。
朴槿恵政府は日本軍「慰安婦」被害者の叫びを、国民の叫びを聞け。大韓民国の主人は、操り人形大統領朴槿恵でも、権力を盗んだ崔順実でも、彼女らとともに国民を愚弄し今も何とか事態をうやむやにしようとする腐敗政治圏でもない、まさに国民である。主人面を今すぐやめ、破綻と破局の政治をただちにやめよ。
 
2016年11月3日
韓国挺身隊問題対策協議会
한국정신대문제대책협의회(기독교대한감리회여선교회전국연합회, 기독교대한감리회전국여교역자회. 기독여민회, 대한예수교장로회전국여교역자연합회, 새세상을여는천주교여성공동체, 여성교회, 원불교여성회, 이화민주동우회, 전국여성연대, 평화를만드는여성회, 한국교회여성연합회, 한국기독교장로회여교역자협의회, 한국기독교장로회여신도회전국연합회, 한국여성단체연합, 한국여성민우회, 한국여성의전화, 한국여신학자협의회, 한국여자수도회장상연합회, KNCC한국기독교교회협의회여성위원회)
일본군‘위안부’ 피해자지원단체(나눔의집, 일본군‘위안부’할머니와함께하는마창진시민모임, 일본군‘위안부’할머니와함께하는통영거제시민모임, 일본군‘위안부’할머니와함께하는부산시민모임, 정신대할머니와함께하는시민모임)
평화비(평화의소녀상)전국연대()
한일 일본군‘위안부’ 합의무효와 정의로운 해결을 위한 전국행동
일본군성노예제문제해결을 위한 정의기억재단
평화나비네트워크(서울평화나비네트워크, 경기평화나비네트워크, 인천평화나비네트워크, 원주평화나비 네트워크, 춘천평화나비네트워크, 충청평화나비네트워크, 대구평화나비네트워크, 부산평화나비네트워크, 진주평화나비네트워크, 제주평화나비네트워크)
12.28 한일 일본군‘위안부’ 합의무효를 위한 대학생 대책위원회
일본군‘위안부’ 연구회
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강북구 평화의소녀상 건립추진위원회
기만적인한일합의를강행하는한국정부를규탄하는일본군성노예피해자들을위한 시민들의모임,
김포평화나비
나주평화의소녀상건립운동본부,
담양평화의소녀상위원회,
대구평화의소녀상건립추진위원회,
부산미래세대가세우는평화의소녀상추진위원회,
서산평화의소녀상보존회,
성남평화나비,
세종평화의소녀상건립시민추진위원회,
수원평화나비,
순천평화의소녀상건립추진위원회,
안양평화의소녀상건립추진위원회,
안산평화의소녀상건립추진위원회,
양평평화의소녀상건립추진위원회,
오산평화의소녀상건립시민추진위원회,
용산 평화의 소녀상 건립 시민 추진위원회
우리겨레하나되기울산운동본부,
원주펑화의소녀상시민모임,
인천 평화의 소녀상 건립추진위원회,
의정부평화비건립위원회,
일본군'위안부'한일협정무효와구로평화의소녀상건립을위한주민모임,
전남평화의소녀상건립운동본부,
전주평화의소녀상건립추진위원회,
천안평화의소녀상건립추진위원회,
충북평화의소녀상건립 시민추진위원회,
평화나비네트워크,
평화나비대전행동,
평택평화의소녀상건립추진위원회,
한일위안부합의무효와정의로운해결을위한울산공동행동,
한일 일본군'위안부'합의무효와정의로운해결을위한포항행동,
한일'위안부'합의무효와정의로운해결을위한제주행동
한중평화의소녀상건립과인간존엄을위한성북평화운동위원회,
해남나비
 
 
 

アジアの「慰安婦」被害者たちは訴える!(集会報告)

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 11月2日、天満・北区民センターにおいて、「日韓『合意』は解決ではない アジアの『慰安婦』被害者たちは訴える!」と題して証言集会を開催しました。300人入る会場は、平日にもかかわらず多くの市民が集まり、日韓「合意」をめぐる関心の高さを表していました。

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 フィリピンから来られたロラ・エステリータから、過去の辛い被害体験を語っていただきました。
 ネグロス島の市場で日本兵に拉致され、日本軍の駐屯地に監禁、米軍がやってくるまでの3週間レイプされ続けました。日本軍が山に逃げ解放されると、家では母が向かえてくれ、平穏な暮らしが戻ってくるかと思いきや、ロラは被害体験から逃れるようにマニラに移りました。中国人の男性と結婚し、子どもを5人も受けますが、その後離婚。生きていくため、子どもを育てるために様々な仕事をしたといいます。年老いて、マリア・ロサ・ヘンソンさんがテレビで被害者は名乗り出るよう呼びかけているのを見ても、「ロサが正しい」と思うようになり名乗り出るまで、1年間もかかったそうです。
 いつまでも被害体験にさいなまれる人生を、私たちはとても重く受け止めました。そんな辛い人生を語った最後に、ロラ・エステリータはこうおっしゃいました。
 「事実を隠すことはできないのだと、日本政府に訴えたい」

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 インドネシアからはチンダさんが初来日され、証言されました。
 南スラウェシの綿摘みの仕事をしているところを、オケダという日本軍の将校に捕まり、兵舎に監禁され、オケダとその部下に連日何度も何度も強かんされ続けました。日本軍がいなくなった後家に帰ったが、そこでは温かく迎えられることはなく、「お前は汚れている」と家を追い出されたそうです。その後、手伝いなどをして、世間とは切り離されるように生きました。言い寄る男性もいたそうですが、決して結婚することはありませんでした。処女ではないから。少しずつお金を貯めて、菓子を作り売り歩くようになりました。今も、菓子を売り歩いて生活しています。
 「たった一人で生きてきた。汚れたから。私には未来がない。年老いて膝も痛い。じきに歩けなくなるだろうし、そうなれば菓子を売り歩くこともできない。私にはなにもない」
 そう呟くように語ったチンダさんは、今回の訪日についてこのようにおっしゃられました。
 「オケダに責任を取って欲しい。ここに来て、謝って欲しい。もしオケダが生きていないのであれば、日本政府に賠償して欲しい」
 初めて人前で証言されたチンダさんの言葉に、涙を抑えることができませんでした。貞操観念の強いイスラム社会では、強かんされるということは、精神を奪うだけでなく、社会生活そのものを略奪することと同じなのです。84歳の人生の最晩年ともいえるときに初めて訴えられる苦しみに、私たち日本の市民はどう向き合い、何をすればいいのでしょうか。

 ロラ・エステリータに同行したリラ・ピリピーナのレチェルダ・エクストレマドゥーラさんは、最近の現状をこのように語っていました。
 「174人いた被害者のうち105人が亡くなり、ほか多くの人の居所さえ分からない。フィリピンの多くの被害者は貧困の中にあるからだ。こうやって人前で証言できるロラも、ここにいるロラ・エステリータだけになってしまった。
 ドゥテルテ大統領訪日に合わせ、私たちは10月26日に抗議行動を行う予定だったが、被害者が集まることができず中止せざるを得なかった。被害者の遺族を組織したが、遺族たちも貧困の中にあり、声をあげることができない。リラ・ピリピーナにも資金がなく、フィリピン側の運動は限界に来ている。
 だからここにいるみなさん、日本の側から日本政府に訴えて欲しい。歴史的な不正義を正す活動を日本からおこして欲しい。
 日韓『合意』は強制性を認めないことを前提にしているが、フィリピン(やインドネシア)の被害者からしてみれば、そんなことはあり得ない。日本政府は強制性を認めなければならない。被害者を欺き、また日本市民も欺いている日韓『合意』を許すわけにはいかない」

 私たちは今回、おそらく被害者をお招きする最後の証言集会をおこなったのだと思います。年老いた被害者たちの思いを、私たちはしっかりと胸に刻めたでしょうか? バトンをしっかりと受け取れたでしょうか?
 これからは私たちが日本政府の不正義を正していきます。私たちは胸の中でそう誓い、ロラ・エステリータとチンダさんに約束しました。
(だい)

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日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク

Author:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
わたしたちは日本軍「慰安婦」問題解決のため、関西を中心に活動しています。

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