【アジア連帯会議2日目、其の2】各国報告



22日の午後からは、各国の市民団体・活動家から、取り組みの報告がありました。これを詳細に取り上げるといくら文字数を費やしても足りないので、印象的だった発言をひとつずつ紹介します。

ビクトリア・ロペス・フェルナンデス(東ティモール人権協会)
東ティモール政府は日本政府に対して圧力をかけるのではなく「未来志向」と称し、偽善的な態度を取っている。被害者とその家族の要求は「真実の追求」ー被害の認定こそが被害者・家族の確かな人生を保証する。

レチルダ・エクストレマドゥーラ(リラ・ピリピーナ/フィリピン)
「中国の脅威から守るため」と言う理由で日本とフィリピンが軍事的に接近しているが、これは容認できない。フィリピンを慰安所にするのと同じだ。「私たちの国と米帝国主義をなくさない限り、『慰安婦』被害者は私たちが最後とはならないだろう」

康淑華(台湾婦女救援基金会)
馬英九総統は「慰安婦」に対する支持を表明し続け、チェン・タオアマの自宅を訪問し、4月にリーエン・ファアマとチェン・タオアマを昼食会に招いている。
パフォーマンス・アート「One Person One Heart」やドキュメンタリー映画「蘆葦(あし)之歌」の上映活動など様々な芸術活動を行い、博物館の開館を予定し、若い世代に事実を伝える活動に傾注している。

蘇智良(上海師範大学「慰安婦」研究センター/中国)
吉林省で新たに史料が発見され、注目を集めているが、これらの世界記録遺産登録を申請している。朴永心ハルモニがいた慰安所を歴史館にし保存している。中国にも少女像を計画している。
極東国際軍事裁判所で完遂できなかった任務を、ハーグ国際司法裁判所で完遂して欲しい。

康健弁護士(中国)
安倍首相の「人身売買」発言は歴史歪曲。強制連行が事実であることは様々な資料で証明されている。現在各国で所有している資料を整理し、各国の国連代表に配布、宣伝しなければならない。

西村寿美子(日本軍「慰安婦」問題解決全国行動/日本)
安倍政権の歴史認識を問い、日本軍「慰安婦」問題を解決させるために、行動を行う。
・安倍談話が出されたときには、日本の各市民団体共同で声明を出す。
・安倍政権のメディア規制に抗して、メディアへのレクチャーを行う。
・8・14メモリアルデーに共同アピールを発出する。
・「提言」」の具体化のために、提言パンフと資料集を用いて議員をレクチャーする。

ペ・ウェスク(韓国挺身隊問題対策協議会)
これまでの韓国国内での運動の成果や現状を足早に紹介。

チ・ヨンジュ(女性ホットライン/アメリカ)
アメリカで草の根の運動が広まっている。特に韓国人密集地域では、日本軍「慰安婦」問題は結集軸のひとつである。「慰安婦」問題は平和運動であり人権運動。国際連帯を強めていこう。

ユン・バンスン(セントラルワシントン大学/アメリカ)
米マクロヒル社の歴史教科書に対して日本から修正要求が出されたことが、「慰安婦」問題と日本の歴史修正主義に人々を注目させるきっかけになった。安倍訪米に合わせて発表された歴史修正主義を批判する公開書簡は、187人だったものが、今週には500人を超えた。署名者のほとんどが日本学者であり、著名な学者も署名しており、日本政府に影響を与えるだろう。ただ加害国と被害国を同列に扱っている点が、私には容れられない。なぜ被害国が民族主義・国家主義になるのかのアプローチがない。

(だい)
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