6月3日第105回大阪駅前水曜集会

 心配された雨もお昼過ぎにはあがり、50人の皆さんにご参加いただき、賑やかに水曜デモを行うことができました。
 開始後まもなく、通りかかった男性が「何かできることないですか?署名とか」と声をかけてくださいました。残念ながら署名用紙は持参していなかったので、戦後70年企画のチラシをお渡しすると、もう一枚くださいと言って、二枚持ち帰られました。その15分後ぐらいには、また別の男性が「慰安婦問題のチラシください」と言われ、「すみません。今回はこのチラシしかないんですが・・・」と70年企画のチラシをお渡ししたところ、頷いて持ち帰ってくださいました。人通りがさほど多くなかった割には、立ち止まって横断幕をじっと見ている人たちも多く、今の社会状況の中で、「慰安婦」問題など歴史の真実を知りたいと思う人が、以前よりも増えているように感じられました。
 アピールでは、まず関西ネットから、先日のアジア連帯会議の決議などについて報告。続いて、インドネシアの日本軍性暴力被害者にインタビューを重ねてこられた方が、70年の沈黙を破って体験を伝え始めた被害女性たちのことを、写真を示しながら切々と語られました。自分が訪ねて行った時、日本人が来たと聞いて震えながら隠れてしまった女性、日本人を憎みながらも「としのはじめのためしとて、おわりなきよの」と日本の唱歌を歌う女性・・・「彼女たちに会って話を聞けば、そんなことはなかったなどと絶対に言えないはずだ」と締めくくられた報告は心に強く響きました。
 パウィチョロンの踊りに続いて、『こどもたちに渡すな!あぶない教科書』大阪の会の方から、今夏採択される中学校の教科書に関するアピールがありました。フジ・サンケイグループが後ろ盾となって発行が始まった歴史歪曲の社会科教科書、育鵬社・自由社教科書は、戦争する国作りのためのものであること、橋下市長が、教育委員全員を、元産経新聞記者など自分の意に沿う人物に入れ替え、市全体を一つの採択地区にまとめた大阪市で、育鵬社教科書採択の可能性が高まっていることなどが報告され、市民が声をあげることで危険な教科書の採択を止めるしかないと痛感しました。
 また、大阪駅前水曜デモ史上最も若いアピール担当者と思われる10代の青年は、国会で審議中のいわゆる安保法制について、「安倍首相は日本国民を守ると言うけれど、自衛隊員の命は守らなくていいのか。自衛隊員だって日本国民じゃないか。戦争していったいどんな良いことがある。戦争がなければ、『慰安婦』問題などなかった。領土問題だって元は戦争から起ったことじゃないか。」とみずみずしい感性で明快に現政権の矛盾を指摘してくれました。
 さらに、宝塚からは、差別排外主義者らによる攻撃を乗り越えて、ヘイトスピーチの法規制を求める市議会決議をあげてほしいという市民の請願が委員会で趣旨採択され、本会議で審議されることになったと報告があり、「慰安婦」問題の解決を求める意見書可決7周年の集いへの参加が呼びかけられました。
 厳しい情勢の中でも、いえ、それだからこそ、戦争する国への動きに抗する市民力が高まっていると感じられる水曜行動となりました。      (たな)
水曜デモ2
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