【挺対協声明】朴槿恵政府は歴史を後退させる歴史教科書国定化政策を即刻中断せよ

 朴槿恵政府は歴史を後退させる歴史教科書国定化政策を即刻中断せよ




2015年10月12日、朴槿恵政府は再び国民の声を無視し、歴史を後退させる決定を下した。この間、数度にわたる検証と修正、補完を経て採択し教育現場で使われている教科書を、「左偏向」「従北」だとレッテルを貼り罵倒し、高校の歴史教科書を国定化すると、急に告示したのである。反対世論に対しては刺激的な色分け論を持ち出し本質をそらし、国民をごまかしながら押し付けたのである。歴史教科書を国定教科書に転換したことは、これまで国民が作り上げてきた民主主義に対する暴挙であり、歴史を逆走する反歴史的な態度である。

朴槿恵大統領の父親である朴正煕大統領が、独裁体制の維新政権2年目の1974年に導入させた国定教科書は、国の民主化に伴い、現在実施されている、様々な教科書の採択を可能にする検認証制へと変わったのである。多様な観点で歴史を検証し叙述された教科書が、競争によってより発展を見せている状況がある中で、政権の好みや権力者の考えにより 、ひとつの歴史観を一方的に注入された歴史教科書国定化は、国民の考えをひとつの方向に制限しようとする独裁政権らしい発想である。

さらに、多くの言論と市民・学者らは、朴槿恵政府が作る国定教科書が、親日、独裁を美化するだろうという憂慮を表明し反対してきた。すでに発行されたものの、殆どすべての学校で目を背けられゴミ箱に捨てられた教学社教科書を見れば、このような憂慮が当然だということがわかる。日本帝国主義の植民地観をそのまま書き写したニューライト歴史観を節々に取り入れ、日本帝国主義を賛美し、独立軍をテロリストとしたり、李承晩、朴正煕などの独裁者を国父と謳い美化したりするなど、事大主義的で反民主的叙述が並ぶ教学社教科書は、多くの教師、学生、学父母の批判により、一校たりとも採択する学校がないまま消え去った。朴槿恵政府は、検認証制により歴史を自分たちの思いのままに修正できなくなったがために、あえて国定教科書に変えようと動きだしたのだ。
すべての分野で失敗した政権は、次は未来世代から、真実を学ぶ教育の権利まで剥奪し台無しにしようというのであろうか。政権の不義と過ちを隠し、正当性を確保するために、また、政権を再創出するために、教育を独占し、歴史と思想を統制する意志を露骨に表したこのような挙動は、民主主義を自ら放棄し、全体主義の社会に進む意思を鮮明に表しているものである。
ファン・ウヨ教育部長官は、「教科書国定化への転換は、国民統合のために不可避な選択」という、とんでもない妄言を吐いた。統合は、人の考えをひとつに裁断し、無理に合わせ統一させるということではなく、別の人の違う考えを認め、多様な考えを尊重する時になされるものだ。ひとつの考えだけを注入し、洗脳しようとする「正しい」という間違った名の国定教科書は、結局はより大きな分裂だけをもたらすだろう。国民は、一方的で独裁的な教育行政と、親日・事大主義教育を、決して黙って受け入れはしないからだ。
私たちは、朴槿恵政権とセヌリ党、教育部のこのような反民主的、反教育的なやり方をこのまま見過ごすことはできない。私たちは、朴槿恵政府に要求する。朴槿恵政権の安逸ために、歴史教育を意のままにしようとする独裁的発想を直ちに止め、歴史を後退させる歴史教科書国定化政策を即刻中断せよ!
2015年10月13日
韓国挺身隊問題対策協議会

共同代表 ユン・ミヒャン(常任) ハン・グギョム キム・ソンシル
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