【追悼】張先兎さん

山西省・明らかにする会より訃報が入りました。

今、日本政府と韓国政府との間で「慰安婦」問題が、政治的な懸案となっています。日本政府は日本軍「慰安婦」問題を勘違いしているとしか思えません。

日本軍「慰安婦」被害者は、韓国にだけいるのではありません。日本は張先兎さんのような被害者が、中国大陸にたくさんおられるということを、意図的に忘れています。

私たちは張先兎さんの死に、日本軍「慰安婦」問題を日韓関係に矮小化させることなく、問題解決を訴え続けることを誓います。(だい)




中国山西省盂県在住の張先兎さんが11月12日に亡くなられました。

張先兎さんは、1926年生まれ、享年89歳でした。
山西省盂県で日本軍より過酷な性暴力被害を被り、日本政府を訴えて裁判を起こした原告(三つの裁判で原告は16名)の最後の生存者でした。
本年8月の現地訪問でお見舞いに伺ったのが最後となりました。肺気腫の持病があり、夏はいつも呼吸が苦しい張先兎さんでしたが、今夏は特に苦しそうで心配されました。
盂県の病院は入院には付き添いが必要なため、大娘は入院を拒み自宅で療養されていました。
2年前に長男に先立たれた後はすっかり気力を無くされ、お会いする度に「私よりも先に息子が亡くなったことが辛い」といつも涙を流されていました。
纏足を施された小さな張先兎さん、日本軍による被害によって翻弄された辛い人生、それでも生き抜いて闘ってこられた強さに、私たちは訪中する度励まされてきました。
私たちが支援してきた原告の被害女性は全員が亡くなりました。私たちは、解決を願いながら亡くなった大娘たちの無念の気持ちを胸に、遺志を受け継いでいきたいと思います。

<張先兎さんの被害>
1941年の旧正月、山西省盂県西煙鎮を急襲した日本軍に捕まり、河東村の日本軍拠点に連行され監禁された。当時、張先兎さんは新婚で、年下の夫とは夫婦関係もなかった。纏足のために歩けない張先兎さんは担がれて山上の拠点に連行され、連日性暴力を受けた。
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