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【ご案内】映画上映会「蘆葦(あし)の歌」

 台湾の日本軍「慰安婦」被害者の尊厳回復を描いたドキュメンタリー映画上映会
「蘆葦(あし)の歌」
 台湾の被害者支援を続けてこられた「台湾の元『慰安婦』裁判を支援する会」の柴洋子さんをお招きし、映画鑑賞後にお話を伺います。
 収益は台湾の博物館「阿媽の家 平和と女性の人権館」の建設支援にあてられます。
時間:4月29日(休)14時から(会場13時半)
場所:難波市民学習センター 講堂 (OCATビル4階)
参加費:800円(障害者・学生400円)
主催:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク

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 日韓「合意」を受け、台湾政府は、日本軍「慰安婦」被害者への正式な謝罪、人道と正義に基づく賠償、尊厳と名誉の回復、生活支援の4点を日本政府に求めています。しかし菅官房長官は今年1月5日「韓国と状況は違う」と強調し、台湾政府とは交渉する気がないことを明言、バッサリと切り捨てました。
 日本政府が台湾政府に行っている仕打ちを見れば、昨年末の日韓「合意」が、歴史事実を認めて真摯に謝罪するものではなく、外交上の必要に迫られた政治戦略にすぎないことは明らかです。このように被害者に向きあおうとしない日本政府の対応は、世界からは全く認められていません。
 2月に開催された国連女性差別撤廃委員会の最終所見で、日本政府は「『慰安婦』問題が『最終的かつ不可逆的に解決した』とする大韓民国との二国間合意の発表は被害者中心アプローチを十分に採用していない」と看破されたのと同時に、「(台湾など)他の関係国の「慰安婦」被害者に対する国際人権法上の責務を締約国(日本)が果たしていない」と強く批判されました。
 私たちは日本政府がきちんと被害者の訴えに向きあい、加害の事実を具体的に認め、事実認定に基づく謝罪と賠償等を行うことを求めます。
 3月8日、台湾で「阿媽(アマ)の家 平和と女性の人権館」の除幕式が開催されました。(阿媽とは「おばあさん」の意味で、台湾では「慰安婦」被害者に敬意と親しみを込めてこう呼びます。)現在内装工事が進められており、開館に向けて募金が呼びかけられています。本上映会の収益金は全て、「阿媽の家」建設資金をはじめ、台湾の被害者の支援にあてられます。
 また当日、この映画にも登場する「台湾の元『慰安婦』裁判を支援する会」の柴洋子さんをゲストとしてお迎えし、台湾の被害状況や阿媽との思い出などを語っていただきます。
 みなさま、ぜひとも私たちと一緒に台湾の映画『蘆葦の歌』を鑑賞しましょう。そして、これから何をするべきか、語り合いましょう。
【映画『蘆葦の歌』とは?】
 被害者の支援活動を行っている婦女救援社会福利事業基金により2014年に制作されました。過去の辛い記憶を誰にも語ることなく生きてきた被害者たちが、台湾と日本の支援者との日々の交流の中で少しずつ尊厳を回復し、笑顔を取り戻していく最晩年の軌跡を描いています。
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