【アジア連帯会議2日目①】被害者発言

アジア連帯会議2日目の午前は、被害者の発言と、基調の提起がありました。それに先立ち、「共に民主党」の国会議員の挨拶がありました。議員は日本軍「慰安婦」問題の小委員会を担当しているにもかかわらず事前に何の相談もなく、12.28合意の当日の朝に通告の電話が一本あっただけだそうです。そして以下のような発言がありました。
「合意は日本軍の犯罪を認めておらず、被害当事者を無視しており、とても受け入れることはできない。最終的かつ不可逆など、到底容認できない。次の国会では8.14メモリアルデーを法律化し、日韓合意を無効化する決議を出す。何が本当の解決であるか、私たちの要求は明らかだ。」

12.28合意についての韓国の被害者の声は日本でも報じられていますが、他の国被害者がどのように受け止めているか、私たちはあまり知りません。

フィリピンのロラ・エステリータはこのようにおっしゃっていました。
「日本は責務を果たさねばならない。日本は何を待って、時間をずらすのか。正義を果たすのがそれほどむずかしいのか。過去の行いを認めるだけ、何も難しいことではない。
この闘いは続けましょう。これまで亡くなられた被害者も含めて、闘いを続けましょう。私が斃れた後も、皆さんで闘いを続けて欲しい!」

金福童ハルモニは、このようにおっしゃっていました。
「雨の日も雪の日も、共に歩んで切れてありがとう。長い旅になって申し訳ない。
私たちは未だに解放されていない。大金が欲しいわけじゃない。自分たちがやったと、日本政府が認めてくれればよい。政府には一緒に闘って欲しいと言っていたが、勝手に『解決』された。謝罪も受けずに妥結された。
雨の日も雪の日も、少女像は学生たちが守ってくれている。私は死ぬまで闘う!」

李容洙ハルモニはこのようにおっしゃっていました。
「私は12.28合意を無視する。みなさんも無視してください。
この合意は被害者を二度殺すようなもの。もう政府は信じない。国民を信じる。
一昨日亡くなったイ・スダンハルモニとコン・ジョミョプハルモ二は、嫌な世の中を見たくなくて亡くなっただけ。でも水曜日にはいつも一緒にいる。私にはそれがわかる。私は89歳だが、活動するにはいい歳だ!」

この合意が、どれだけ被害者の心を傷つけているか、二度殺しているか、痛いほどわかりました。「死ぬまで」「死んでからも」闘うと、どなたもおっしゃっていました。私たちはこの声に対して、どのような顔をして受け止めれればいいのでしょうか。

今回初めてアジア連帯会議に参加された、東ティモールのイネスさんの証言は、改めて私たちの責任を突きつけました。
イネスさんは「行かないと父母を殺す」と脅され、慰安所に入れられました。一晩にたくさんの兵士の相手をしなければならず、性器が痛くて歩くこともできず、ただただ日本兵が怖かったそうです。妊娠し、慰安所で出産しましたが、日本兵はその子を奪い、その後どうなったかもわからないとのことでした。
このような壮絶な被害体験をした女性に、12.28合意後の安倍首相の一連の言葉はどのように受け止められたでしょうか。12.28合意とは、まさに暴力そのものです。

とても重たく、しかし日本に暮らしている私たちにとっては絶対に逃げることのできない課題だと、改めて思い知らされました。(だい)

(つづく)
関連記事
スポンサーサイト

プロフィール

日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク

Author:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
わたしたちは日本軍「慰安婦」問題解決のため、関西を中心に活動しています。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

検索フォーム

QRコード

QR