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吉村大阪市長のサンフランシスコへの書簡について

 吉村大阪市長は、2月1日、サンフランシスコ市に抗議の書館を送っていたことが分かりました。サンフランシスコ市では2015年9月22日に「慰安婦」碑を建設する決議案は全会一致で採択され、日本軍「慰安婦」問題を記憶する碑の設置を予定していますが、吉村市長はその書簡の中で、「(日韓政府による平成27年12月の)合意の精神を傷つけるもの」「(「数十万人の女性らが慰安婦とされた」と記された碑文について)不確かで一方的な主張をそのまま歴史的事実として記すことは、歴史の直視ではなく日本批判」と述べています。
 日本軍「慰安婦」問題は、今も続く戦時性暴力問題の象徴です。サンフランシスコ市でこのような碑が設置されるのは、「日本批判」などではなく、人身売買・性奴隷制度の根絶という普遍的な思いを込めたものです。
 もしこれを「日本批判」と感じるのであれば、それは加害の事実を認めず被害者に謝罪しない「日本」のあり方を恥じることなく開き直っているだけのことです。

 これに対し3日、サンフランシスコ市長は明快な反論をしています。「碑文の文言が事実に基づいており、(人身取引の問題について啓発するという)真の目的を伝えている」と。

 橋下前市長は過去3度にわたりサンフランシスコ市に抗議の書簡を送り、強い批判を浴びて訪米の予定が中止になったことがありました。その誤った歴史認識と女性蔑視を、吉村市長はそのまま引き継いだようです。
 わたしたちは、私たちの住むこの街にこのような市長が存在することに我慢できません。
 強く抗議します。人権侵害を行う市長は、今すぐ辞任してください。


[大阪市の書簡を報じた産経新聞の記事]
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