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【抗議文】 大阪市民が60年間育ててきた姉妹都市関係を独断で解消し、 サンフランシスコ市にわい曲した歴史を押し付けようとする吉村市長に、 市長の資格はありません!

吉村洋文 大阪市長

大阪市民が60年間育ててきた姉妹都市関係を独断で解消し、
サンフランシスコ市にわい曲した歴史を押し付けようとする吉村市長に、
市長の資格はありません!

 サンフランシスコ(以下、SF)市における「慰安婦」記念碑と像の設置は、2015年7月、SF市議会に「『慰安婦』記念碑と像の設置を支持する決議」が市民団体によって提出された時に始まっています。9月、市議会はこれを全会一致で承認しました。そして、今年の11月22日、エドウィン・リー市長は完成した記念碑と像の市への寄贈を受け入れる決議書に署名し、これらは完全に市の所有のものとなりました。この決議書は、直前にSF市議会において全会一致で可決されたものであり、市長として市民の意思を尊重して判断したのは当然のことです。
 ところが、吉村大阪市長は何としてもこのSF市の動きを阻止するため、今年の2月から5回もSF市のリー市長に抗議の書簡を送っています。「日韓合意の精神を傷つけるもの」「碑文は日本批判だ」等と主張しましたが、9月22日に記念碑と像の除幕式が行われると、三回目の書簡から姉妹都市関係解消をチラつかせて、執拗に圧力をかけました。「碑等の市への寄贈を受け入れる決議書をSF市議会が採択するなら、姉妹都市解消を申し入れる」「市議会が採択しても、リー市長は拒否権行使を」等と、まるで脅しともとれるような内容の書簡を送り続けたのです。
 吉村市長がこの問題にこうも執念を燃やす背景に、同じ維新の会の橋下前大阪市長の存在があることを忘れるわけにはいきません。橋下前市長は2012年から「河野談話は最悪」「なんで日本だけが非難されるのか」「『慰安婦』制度が必要なのはだれだってわかる」等と発言し続け、2013年5月にはSF市から視察を拒絶され、同市議会から発言撤回を求める決議を全会一致で採択されました。しかし、一切反省することもなく、この「慰安婦」記念碑と像の設置の決議の審議が2015年の7月に始まると、8月から三度にわたり、「姉妹都市の市長として」等と恥ずかしげもなく、わい曲した歴史を書いた長文の書簡を送って、審議に圧力をかけています。吉村市長は、その後を引き継いでやっているのです。
 日本政府は、このような被害者を貶めるような公人の発言には注意をするようにという勧告を国連の諸委員会から受けても放置してきました。それどころか今回も、安倍首相がこの件で、「遺憾だ」と発言し、吉村市長と同様に、リー市長に拒否権行使の圧力をかけたことを明らかにしています。
 現在、吉村市長はリー市長に面会を拒否され、阻止に失敗したため、ふりかざしていた「姉妹都市関係解消」の手続きを進めています。しかし、今年の5月と9月に、市長与党の大阪維新の会から提出されたこの記念碑と像の再検討をSF市に求める決議を否決した市議会では、市長の独断による姉妹都市解消に批判の声があがっています。交流を続けてきた市民からももちろんのことです。
 吉村市長は冷静に考えるべきです。「慰安婦」記念碑の碑文に「性奴隷にされた数十万の女性と少女」とあるのが不確かで、日本批判だと言うなら、吉村市長は日本政府に対して「日本軍『慰安婦』制度の真相究明を行え!」と要求すべきです。「日本政府は誠実に『慰安婦』問題と向き合い、事実を明らかにするための調査を行い、このように言われることを一日も早く断ち切るべきだ!」と主張すべきです。さらに、記念碑や像を「日本人として許せない」と言っていますが、リー市長は「SF市には、暗い歴史的過去を後世に伝えるため、平和や和解を呼びかけるために公及び民間の記念碑が数多くある」「記念碑で犠牲者に敬意を払い、世界で止むことがない人身取引や子どもの商業的性的搾取問題を啓発することが今回の市民の目的であり、その意図は善意である」と返信の書簡で述べています。日韓政府は2015年12月、「慰安婦」問題の最終的・不可逆的解決に合意しましたが、これではこの問題を解決できないことが明確になっています。今回、SF市と市民は度重なる日本からの政治的圧力に屈することなく、女性の人権推進を願って「慰安婦」記念碑と像の設立を進めてきました。SF市でこの活動への支持が広がっているように、被害者の尊厳回復をめざしながら記憶を継承していこうとする力こそが、このような事態を繰り返さない社会を作っていくことへとつながります。吉村市長は、自分の「許せない」という言葉は平和や人権を尊重しようとするSFの人々に対して投げつけられているということを知るべきです。
 現在、国際社会では、日本軍「慰安婦」問題は国が行った戦時下における女性への重大な性暴力の問題として広く知られています。吉村市長は偏狭で、わい曲された歴史観の過ちに気づき、60年もの間、多くの市民が育んできたSF市との姉妹都市関係を安易に断ち切ることをただちに止めるべきです。

2017年12月7日

日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
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