教科書採択に関する府・市の動き

◆3月22日、エル大阪で集会「首長に教育権限を集中させると教科書はどうなるのか?」がありました。
「バランスのとれた記述を」などと当局はよく言う。侵略の「残虐」行為や南京大虐殺、そして日本軍「慰安婦」問題・・、これらの事実に対して「事実でない」という言説があると、それとの「バランス」をとった解釈が必要だ、というのだ。事実に「足して2で割る」はない! これは事実の確認をレトリック操作によってごまかそうという手法にほかならない(こんなことを生業にする官僚がいるのだろうが、実に恥ずかしくも情けない仕事ではないか! )。事実は文字どおりひとつしかない。そこに“多様性”も“バランス”もない。事実は事実として確認させ、そこから始めること、改めて我々はそのことを確認したい。

この集会で報告のあった教科書採択に関する府・市の今の動きについて挙げてみますと-、
 1)大阪市では、これまで8区に分割して行なってきた教科書採択を全区1つにした。(育鵬社等の教科書の今の低い採択率が、こんな形で一挙に伸びる可能性を大変危惧します!) 
 2)大阪市は、これまでの各学校(高校)での選定を認めず、市教委による独断採択という仕組みに変えた。
 3)大阪市教委は、学校からの選定答申に「次点の教科書を付記」することを求め、市教委が学校の答申に縛られず採択を行なうための布石として、異例の制度改変をした。
4)中原教育長は教科書採択を「専決」できるとし、府は、この根拠説明の要求に対して、捻じ曲げた法解釈でこれを合法としている。
5)府は、実教出版・高校日本史の「一部の自治体で公務員への(君が代)強制の動きがある」という記述を「一面的」と批判、これを「合憲」とした判例などを記した「補完教材」を通知、これを使ったことを確認する報告書の提出を採択校に義務づけた。
 6)府教委は、高校教科書の「採択要領」に記されてきた、各校長のもとに組織される「選定調査委員会」の削除を提案している。
 その他、府教委の「採択手続」に関する「検討事項」には、「府教委が不適切な教科書を事前調査を経て選定対象から除外しておく」「府教委がすべての教科書を選定し、採択を行う。(学校は選定に関与しない)」などというのがあります。また、中原教育長は既に選定された教科書の「全冊調査」を命じ、その中でとくに「地理、歴史、公民」を名指しして「明治以降のわが国の対外政策」や領土問題等について「注目し、点検」するよう指示、しかも、この調査観点の作成経過や調査経過等の情報公開請求には「不存在」という有り様。
・・などなど、文字どおり悪政、悪行の連発!です。

権力をもてば何でもできるという維新らの理不尽極まる、したい放題の施策乱発に、時に無力感に襲われることもある?かもしれませんが、それでは相手の思うつぼ、多くの市民、労働者たちの闘いで維新は息も絶え絶え! 闘いの持続は必ず展望をもたらすとの確信をもって、頑張りましょう!
(ON)
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