2014/05/14
忘れもしない2013年5月13日、そして2014年5月13日 その1
2013年5月13日、橋下市長は「銃弾が飛び交う中、精神的に高ぶっている猛者集団に休息を与えようとすると、慰安婦制度が必要なのは誰だって分かる」と、信じがたい発言をしました。それを契機として、橋下市長の人気も「維新の会」の支持率も急激に落ちていきました。少しは悔いているのかと思いきや、なんと橋下市長は、丸一年後の朝のぶら下がり会見で、「少しでも国民に認識を持ってもらえたなら、政治家として良かった」「歴史問題は外交や戦争に使われる。事実と違うことを言われれば、異議を申し立てるのは当たり前だ」と主張。真実がどこにあり、なぜ多くの市民が、国際社会が、自分の発言に怒りを表明しているのか、全く理解していないことを露わにしました。折しも、2014年5月13日は、橋下・松井知事による朝鮮学校への補助金停止に抗議し、復活を求めて2012年4月から始まった大阪府庁前火曜行動が100回目を迎えた日でもありました。100回を記念して、朝鮮高校の生徒たちも加わった300人を越えるデモ隊が、「共に生きよう」と声を上げながら、昼休み中の職員たちが行き交う府庁の回りを歩きました。谷町筋を歩いた時には、カフェ2階の窓から手を振ってくれる若者たちもいて、参加者の笑顔がはじけました。
そして、夕方4時からは、NHK大阪放送局前で、籾井会長の罷免、百田尚樹・長谷川三千子両経営委員の辞任を求める申し入れ行動。理事人事における籾井会長の専横ぶりなどを明らかにしたビラを撒くと共に、経営委員会宛に、時の権力の押し付けを拒否し、本来の責務を果たすよう求める申し入れ書を提出しました。この段階では、午前中の橋下発言が私たちの耳に届いており、籾井会長も橋下市長も、社会的影響力ある地位につきながら、それにふさわしい知性や人権感覚を欠いていることを改めて痛感しながら、「どちらも、もういらん」という気持ちでマイクアピールをしました。(たな)

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