3月2日第115回大阪駅前水曜集会報告


寒さの中にも、どこか春の気配が感じられる夜、70人の皆さんのご参加で、賑やかに第115回水曜集会を行うことができました。 関西ネットからの報告では、「日韓合意」に関して、日本政府は「不可逆的解決」などと言うが、最終的解決と決められるのは被害者だけであることを指摘。さらに、国連の場で、相も変わらず「強制連行を示す証拠はなかった」と繰り返し、あろうことか、朝日新聞が間違った記事で日本の名誉を傷つけたなどと言ってはばからず、国際社会のひんしゅくをかっている日本政府の恥知らずな態度を厳しく批判しました。
恒例パウィチョロンの踊りに続いて、特別ゲストのアピールがありました。AWC(アジア共同行動)の一員として来日中の、労働運動・民衆運動の担い手の方々が発言してくださったのです。台湾の労働人権協会の方は、この場に参加予定だったのに急に来られなくなった韓国アルバイト労組の方の分も含めてアピールすると言われ、なんと韓国語で話してくださいました。日本軍の性奴隷制度は戦争犯罪であり、この問題を解決しない限り、日本は戦争犯罪を行い続けることになるとの指摘が、参加者一同の胸に深く響きました。韓国と台湾、共に闘い続けるとの言葉からは連帯の思いが伝わってきました。
続いて、インドネシアの民衆闘争戦線の方は、インドネシアの民衆は日本の支配によって苦しめられ、とりわけ女性の受けた人権侵害は著しく、日本政府は被害女性に賠償しなければならない、我々はこの問題を、世界に今もある女性への性暴力とつながるものと捉えて闘い続けると宣言されました。水曜集会へ招いてくださったことに感謝している、この思いを母国で伝えたいとの締めくくりの言葉に励ましをいただきました。

「京義線に乗って」の踊りの後は、ピース大阪リニューアル裁判について、原告の方からの報告がありました。公務員として働いていた時、指紋押捺を拒否する在日女性から、あなたたちはこのような人権侵害をして給料を受け取ることをどう思っているのかと厳しく問いかけられ、そこから歴史認識を問い直し、人としての生き方を考え始めた自分は、ピースおおさかの加害展示撤去を絶対に容認することはできないとのお話に、良心に基づく闘いの力強さを感じました。その原点を準備書面で伝え、歴史認識を欠けば差別に荷担する結果になると訴えても、被告の大阪府・大阪市は単に個人的な感想にすぎないと言って取り合わないとの報告に、怒りが湧くばかりでした。
「HANA ひとつ」の歌に続いては若者アピール。朝鮮高校の女生徒は、昨年2学期に学校で「慰安婦」問題を学び、自分の課題として、今この問題を調べている最中と話してくれました。頼もしくて嬉しい報告でした。続いてアピールしてくれた28歳の青年は、日本の学校でこそ、「慰安婦」問題を生徒に学ばせねばならないと語り、そういうことが行われないから、今の日本では、DVやポルノ被害に遭う女性が後を絶たないと具体例を挙げながら話してくれました。そして、連行時に強制があったかどうかなんて、問題の本質じゃない、奴隷とされて性暴力を受け続けた、そのことが問題という訴えに、こういう若者がもっともっと増えてほしいと願わずにいられませんでした。
最後はシュプレヒコールをあげ、コール担当者が「ぴょん」と言うのに続けて、参加者みなで「ふぁ~~~」(「ぴょんふぁ」=平和)と、息の続く限り叫ぶという新趣向。心地よい疲れを感じつつ3月の水曜集会を終えました。(たな)
 

2月3日第114回大阪駅前水曜集会


韓国では零下だというのに、今日も吉元玉ハルモニも参加し、水曜デモが開催されました。
大阪でもこのところにしては寒い夜となりましたが、大阪駅前で元気に市民に向けてアピールを行いました。

まずは関西ネットから、報告をさせていただきました。
「韓国では合意撤回の運動が継続して続き、日韓合意の財団に対抗する意味でも、多くの市民が募金活動に参加している。
国連に対して日本政府は「強制連行はなかった」「性奴隷制度ではなかった」と報告書を出した。呆れてものも言えない。日本政府がいう証拠とはなんなのか?
韓国ではこの合意は「人権基準に沿った合意」ではないという批判もされている。日本のメディアでは終わったかのように言われているが、まだまだ。合意の欺瞞性を明らかにしていく。現在、抗議署名を集めている。これを集約し、外務省に抗議し、院内集会を行う。」

次に学力テストを内申に反映されるということに対して、なかまユニオンの方からアピールがありました。
「大阪府の公立学校の高校入試の内申書に、テストの結果だけで内申書を決めることになった。極端に言えば、学校に出席せずとも、生活態度がいかに問題があろうとも、学力テストの結果が良ければいい内申点が得られるようになった。学力テストで学校のランクを決め、その土俵に応じて、むりやり生徒の学力を府市の独自テストの結果で割り振ろうとしている。」

ナヌムの家のふたりのハルモニが来日して、日韓合意を許せないとの怒りを証言された、その実行委員長の方からアピールがありました。
「来日が決まった後に、日韓合意があった。それはハルモニたちの気持ちを踏みにじるもの。
集会で怒りをあらわにしながら証言した李玉善ハルモニ、姜日出ハルモニたちに相談なき合意など合意ではない。特に、真相究明、再発防止に触れられておらず、未だにPTSDに苦しむハルモニたちは納得できない。私たちも今後も運動を続けていく。」

朝鮮高級学校高校無償化連絡会からもアピールがありました。
「高校無償化を求めて181回火曜行動を行ってきた。金福童ハルモニは橋本面会を断られた後、火曜行動に参加しこう発言した。『朝鮮学校がなくなれば、子どもたちはどこで朝鮮人であるということを学ぶのか?!』そんなハルモニを傷つけた日韓合意を許せない。10億円という札束で尊厳を踏みにじっている。」

また関西ネットから、いつものように、寒い中でも歌い踊り、カードセッションを行い、日韓合意を批判し日本軍「慰安婦」問題の解決を訴えました。

次回の大阪駅前水曜行動は3月2日19時から。来月はもう少し温くなっているでしょうか? 日本軍「慰安婦」問題の真の解決を実現する日まで、私たちは闘い続けます。ヨドバシカメラ前でお会いしましょう!(だい)

1月6日 大阪駅前第113回水曜集会

1月の水曜集会は、水曜デモ24周年を記念して、また、12月28日に発表された政治的妥結の「慰安婦」問題日韓合意に反対する意味も込めて、12カ国41都市で取り組まれた世界連帯行動の一つとして開催しました。
まず初めに、1分間、去年亡くなられた「慰安婦」被害女性たちを追悼する時間を持ちました。
続いて関西ネットより、被害者不在の今回の合意は、24年間にわたる被害者と支援者の闘いを踏みにじるものであること、いったん声明を発表した後、日本政府から、10億円の拠出は日本大使館前の少女像撤去と引き替えだというような話が出てきて、それは安倍首相を支持してきた右派勢力の抗議に押されてのことと考えられ、とうてい許しがたいものであることなどを訴えました。
ソウルでは、去年夏日本を訪問し、大阪駅前水曜集会にも参加してくれた韓国平和ナビの若者たちが、日本大使館前の少女像を守るため、像の傍らで座り込みとキャンドル文化祭を続けています。その若者たちから日本の私たちに届けられたメッセージを集会の場で読み上げました。メッセージには次のように書かれていました。
<12月28日、合意文が発表された時、日本軍「慰安婦」問題が解決されたと考えた多くの市民が今では真実を知り、「平和の碑」(少女像)を訪ねて学生たちを励まし、行動をともにしてくださっています。>
<キム・ボクトンハルモニが先週土曜日学生に会いに来られて、「これからが始まり。最後まで頑張って闘いましょう」とおっしゃ いました。>
「辺野古に基地を絶対作らせない大阪行動」の方もアピールに立ち、辺野古で闘っている高齢の方々の願いは、世界のどこの人たちも傷つけたくないということ、安倍政権は、辺野古の高齢者も高齢となられた「慰安婦」被害女性も踏みにじり続けているが、私たちはこれらの方々と連帯していきたいと話されました。
続いて、「HANA~一つ」の歌にあわせて、関西ネットのメンバー6人でカードセッションを披露しました。これは最近日本語版が刊行されたばかりの絵本「終わらない冬」にヒントを得て、被害女性の体験を絵と簡単な文で表現したもの。最後は「水曜デモ24周年世界連帯水曜集会に連帯します。」という言葉と少女像の絵で締めくくりました。
若者アピールでは、まず、男子大学生が、昨年夏に韓国の若者と交流したことをきっかけに今年2月から韓国に留学すると決めたこと、日本の植民地主義はまだ克服されていないと思うので、それに関して韓国の人々と思いを共有したいと考えていることなどを話してくれました。また女子大学生が、日本では性暴力をうけた女性がなかなか被害を告発できない、そのことと「慰安婦」問題を解決できないことはつながっていると、鋭い指摘をしてくれました。さらに、昨年秋以来、関西ネット主催の講演会や水曜集会に連続参加の20代の青年が、安倍首相は、「未来の世代にこの問題を背負わせたくない」などと言って、まるで被害の妄想に取り憑かれているかのようだ、しかし、それは安倍首相だけでなく、市民と呼ばれる人々の多くにもそういう妄想があるのではないかと、これまた鋭い指摘をしてくれました。
最後に「共に行こうこの道」を皆で歌い、<日韓外相会談の政治的「妥結」を許さないぞ!><日本政府は日本軍「慰安婦」制度を戦争犯罪と認め、賠償せよ!>などのシュプレヒコールをあげました。
参加者は100人。いつにもまして力強いシュプレヒコールの声が夜空に響き渡りました。
水曜デモ
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12月2日 第112回大阪駅前水曜行動

12月に入ったにしては暖かく風もあまりない夜となり、60人の参加で、賑やかに水曜デモを行うことができました。関西ネットからの報告では、「慰安婦」問題に関する日韓首脳会談に際し、日本政府側が「金さえ出せばいいんだろう」という方向で臨んでいることの不当性を訴え、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動が出した要請書「日本政府は被害者が受け入れられる解決策を」への賛同を呼びかけました。
 恒例「パウイチョロン」の踊りに続き、2008年に宝塚市議会が日本で初めて「慰安婦」問題への誠実な対応を求める意見書を出すにあたって中心的役割を果たされた大島淡紅子市議にアピールしていただきました。大島市議は意見書可決のあと、差別排外主義者らによって様々な嫌がらせを受けてきたことや、良心的保守派といえる自民党市議らが引退し世代交代する中で、昨年秋、かつての意見書を否定する市議会決議があげられてしまったことを報告された後、今回の大阪W選結果に表れているような、わかりやすさに走る風潮に惑わされてはいけないと訴えられました。最後に嬉しい報告として、宝塚市長が性的少数者支援の施策を打ち出し、いずれ公共住宅にも同姓婚カップルが入居できるようにすることを目指していると話されたときには、みんなが笑顔になりました。
 若者アピールでは、いつも関西ネットの催しをサムルノリ演奏で盛り上げてくれている在日青年が、今年夏に平和紀行で韓国を訪問し、ウリチブで「慰安婦」被害者のハルモニと交流できた喜びを語ってくれました。この問題をもっと拡げねばと今日は仲間を誘ってきて、そのうちの一人は今関西ネットの幟を掲げているというお話には、ああこうして連帯の輪が広がっていくのかと心が熱くなりました。
 「シャッフルアリラン」の踊りに続き、南京大虐殺60ヶ年大阪実行委員会の一員でもある関西ネットのメンバーが、兵隊として南京に行った父親を持ち、南京で日本兵が髪の毛をつかんで中国人の生首を吊り下げている写真に衝撃を受けた若い日の体験を語りました。そして、20年ほどにわたって、南京大虐殺の中を生き延びた人たちを日本に招いて証言してもらい、今年12月5日午後にもPLP会館で集会を開くが、それが被害証言を日本で直接聞ける最後の機会になると思われるのでぜひ参加してほしいと訴えました。
 続いて、いつもこの水曜行動を防衛してくださっている釜日労の方が、11月に2週間にわたって沖縄辺野古で埋め立て阻止行動に参加した経験を話してくださいました。ゲート前の座り込みでは、女性たちが大きな役割を果たしているとのこと。女性たちは「いくさいちばい」を合言葉に、生活を守るためのいくさ(闘い)では、女性が一番力を発揮できるという信念を持ちながらも、決して肩肘張らず、座り込みという早朝の一仕事が済めば、山羊にえさをやりに家に戻ったり、仕事に出かけたり、というのを日常としているそうです。そして、辺野古の人々は「沖縄から日本を変える」「沖縄の闘いによって安倍政権に風穴を開ける」と宣言しているというお話を聞き、何か勇気が湧いてくるような気持ちの高まりを感じました。
 最後に、連帯の思いを胸にみんなで「共に行こうこの道」を歌い上げ、元気にシュプレヒコールをあげて、2015年最後の水曜行動を終えました。次回水曜行動は来年1月6日です。皆さんのご参加をお待ちしています。(たな)
ブログ用

11月の大阪駅前水曜デモ報告

このところすっかり秋も深まっている、11月4日の第1水曜日、私たちは日本軍「慰安婦」問題の解決を求めて、今月も街頭に立ちました。
まず最初に関西ネットから、一昨日の11月2日に開催された日韓首脳会談への怒りを表明しました。中身がなかったということに対してだけではありません。マスコミで垂れ流されている「日韓条約で解決済み」「少女像は撤去しなければならない」「韓国政府が蒸し返している」という主張に、そして事実を認めず謝罪もしない安倍政権に対して。
次に箕面市議の中西さんからアピールがありました。日韓首脳会談でとった安倍の態度は加害者意識を全く欠いており、許せません。加えて11月22日の大阪W選挙では、横暴な維新政治を終わりにしようとアピールされました。橋下維新は民主主義をないがしろにしています!
子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会から、大阪府下での育鵬社教科書の採択状況について報告がありました。大阪府では来年度から、中学生の5人に1人が、この「戦争教科書]で歴史公民を学ぶことになります。また大阪府教育委員会は、日本軍「慰安婦」問題を否定する教材を使用するよう決定しました。このような教育に対する攻撃をしっかりはね返していこうとアピールされました。
若い大学院生からは、歴史認識の重要性に対する理解の希薄さ、被害者に耳を傾けその痛みを想像する姿勢が欠如している風潮に、危機を表明するアピールがありました。
京丹後市で工事が進められている、米軍Xバンドレーダー抗議運動の報告もありました。
もちろん毎月と同じように、歌あり踊りありの楽しい水曜集会でした。

来月は12月2日水曜日。ヨドバシカメラ前で会いましょう!

10月の大阪駅前水曜デモ報告

夜7時なると、肌寒くなってきた10月の第1水曜日の大阪駅前。今月も私たちは街頭に立ち、日本軍「慰安婦」問題の解決を道行く人に訴えかけました。
今回は韓国から民主労総の方たちが駆けつけて、私たちと一緒に街宣行動を行っていただきました。

冒頭は関西ネットから。改めて安倍談話を批判しました。安倍談話は村山談話を上書きすることで実質的に否定し、加害の歴史を否定するものです。また大阪で育鵬社教科書が多く採択されたことや、サンフランシスコ市で「慰安婦」碑を妨害した橋下市長に対しても厳しく批判しました。しっかりと加害に向き合い、アジアの人々と平和な未来を築くために行動することを誓いました。

続いて韓国民主労総を紹介。セウォル号の犠牲者を追悼し真実を追求する歌を、みんなで踊り歌いました。闘いのなかに歌や踊りが息づいていることに、本当に感動します。
これに続いて私たち水曜ダンサーズもシャッフルアリランを踊りました。民主労総の方々ほど上手く踊れたかどうかはわかりませんが、楽しさでは負けていません(笑)。

沖縄の辺野古の状況についても報告がありました。山城博治さんが退院されたといううれしい一報と同時に、沖縄を売り飛ばした島尻が沖縄担当大臣に就くことを糾弾しました。キャンプシュワブ前と辺野古の海での抗議活動に対し、毎日暴力的な弾圧が続いていることを暴露し、県民の意思を無視して暴力的に推し進められる新基地建設に反対するよう訴えました。

強行採決された戦争法に対する国会前の抗議行動の参加報告もありました。今回の強行採決は、今後の明るい希望を感じさせる闘いを生んだと、とても前向きなアピールをされました。私たちは負けたわけでもないし、闘いはまだまだ諦めません。これからです!

最後はいつものように、「パウィ・チョロム」を踊り、「共に行こうこの道」を歌い、シュプレヒコールを上げて街頭行動を終わりました。

これからどんどん寒くなっていくでしょう。あまり考えたくないですが、被害者の訃報を耳にする季節です。私たちはそのつど絶望したり日本政府に憤りをおぼえながら、これからも解決を諦めません。闘い続けます。

次回の大阪駅前水曜デモは11月4日19時から。みなさん、梅田ヨドバシカメラ前でお会いしましょう。

(だい)

6月3日第105回大阪駅前水曜集会

 心配された雨もお昼過ぎにはあがり、50人の皆さんにご参加いただき、賑やかに水曜デモを行うことができました。
 開始後まもなく、通りかかった男性が「何かできることないですか?署名とか」と声をかけてくださいました。残念ながら署名用紙は持参していなかったので、戦後70年企画のチラシをお渡しすると、もう一枚くださいと言って、二枚持ち帰られました。その15分後ぐらいには、また別の男性が「慰安婦問題のチラシください」と言われ、「すみません。今回はこのチラシしかないんですが・・・」と70年企画のチラシをお渡ししたところ、頷いて持ち帰ってくださいました。人通りがさほど多くなかった割には、立ち止まって横断幕をじっと見ている人たちも多く、今の社会状況の中で、「慰安婦」問題など歴史の真実を知りたいと思う人が、以前よりも増えているように感じられました。
 アピールでは、まず関西ネットから、先日のアジア連帯会議の決議などについて報告。続いて、インドネシアの日本軍性暴力被害者にインタビューを重ねてこられた方が、70年の沈黙を破って体験を伝え始めた被害女性たちのことを、写真を示しながら切々と語られました。自分が訪ねて行った時、日本人が来たと聞いて震えながら隠れてしまった女性、日本人を憎みながらも「としのはじめのためしとて、おわりなきよの」と日本の唱歌を歌う女性・・・「彼女たちに会って話を聞けば、そんなことはなかったなどと絶対に言えないはずだ」と締めくくられた報告は心に強く響きました。
 パウィチョロンの踊りに続いて、『こどもたちに渡すな!あぶない教科書』大阪の会の方から、今夏採択される中学校の教科書に関するアピールがありました。フジ・サンケイグループが後ろ盾となって発行が始まった歴史歪曲の社会科教科書、育鵬社・自由社教科書は、戦争する国作りのためのものであること、橋下市長が、教育委員全員を、元産経新聞記者など自分の意に沿う人物に入れ替え、市全体を一つの採択地区にまとめた大阪市で、育鵬社教科書採択の可能性が高まっていることなどが報告され、市民が声をあげることで危険な教科書の採択を止めるしかないと痛感しました。
 また、大阪駅前水曜デモ史上最も若いアピール担当者と思われる10代の青年は、国会で審議中のいわゆる安保法制について、「安倍首相は日本国民を守ると言うけれど、自衛隊員の命は守らなくていいのか。自衛隊員だって日本国民じゃないか。戦争していったいどんな良いことがある。戦争がなければ、『慰安婦』問題などなかった。領土問題だって元は戦争から起ったことじゃないか。」とみずみずしい感性で明快に現政権の矛盾を指摘してくれました。
 さらに、宝塚からは、差別排外主義者らによる攻撃を乗り越えて、ヘイトスピーチの法規制を求める市議会決議をあげてほしいという市民の請願が委員会で趣旨採択され、本会議で審議されることになったと報告があり、「慰安婦」問題の解決を求める意見書可決7周年の集いへの参加が呼びかけられました。
 厳しい情勢の中でも、いえ、それだからこそ、戦争する国への動きに抗する市民力が高まっていると感じられる水曜行動となりました。      (たな)
水曜デモ2

第104回大阪駅前水曜デモ報告

GW最終日の5月6日、私たちはいつものように大阪駅前の街頭に立ち、水曜デモを行いました。今日の水曜デモは、みんなでお腹に空気をため、わあと大きな声をあげる「平和の歓声」で始まりました。
まず関西ネットから、この間の報告として、東京で開催された院内集会シンポジウムの報告がありました。昨年日本政府に提出した「提言」の大事さを改めて確認しました。(詳細は当ブログで報告しているので、ぜひお読みください。)そして安倍首相訪米のとき、「慰安婦」問題に全く触れないばかりか、国家の責任を回避するような「人身売買」発言をしたことに対して、きびしく批判しました。

ピースおおさかの展示リニューアル(改悪)について、ずっとこの問題を取り組み抗議行動を行っている市民団体からアピールがありました。ピースおおさかから加害展示が消えたことを批判し、「彼らは自虐的というが、彼らのほうが臆病なのではないか」と批判しました。

辺野古新基地建設に対して、数ヶ月辺野古で闘ってこられた方から、現地の報告がありました。

茨木市議会議院の山下けいきさんから、茨木市長の「慰安婦」発言に対する批判と、都構想を絶対食い止めようという決意表明がありました。

また、戦後70年を期に東アジアの市民宣言を出そうという運動について紹介し、5月11日の集会に参加してほしいと訴えました。

いつものように歌あり踊りありの、楽しい水曜集会でした。
次回は6月3日の水曜日です。ヨドバシカメラ前でお会いしましょう!
(だい)

3月4日第102回大阪駅前水曜集会

日没と共に、3月とは思えないような冷たい風が吹き始め、とても寒い夜になりましたが、ヨドバシカメラ前西南角では、55人の参加のもと、ペットボトルを使った鳴り物も新しく登場し、歌・踊り・アピールと、熱気あふれたデモンストレーションを行うことができました。
 経過報告では、安倍政権が「慰安婦」問題を取り上げた米国の教科書にまで文句をつけたことなどを紹介し、国際基準をかけ離れた政権の考えをただすのは私たち市民にしかできないと訴えました。続いて、2月に吹田市で開催された右派の歴史歪曲パネル展に関して、市民の方から、日頃それぞれに違う分野で運動している地元市民が結集し、行政に粘り強く働きかけて、不十分とはいえ、一枚のパネルを外させ、一枚を部分修正させた取り組みの報告がありました。さらに、沖縄反基地闘争に仲間を派遣している労働組合の方は、その仲間から届いた「沖縄とヨドバシカメラ前を結んで共に闘おう」とのメッセージを紹介し、沖縄の経済は決して基地に依存しておらず、自然と伝統こそが人々の暮らしを支えていることなどを、具体的な数字をあげて明らかにしました。また、「日の丸・君が代」強制反対・大阪ネットワークの方は、中原教育長の競争主義によるエセ「改革」に異議を唱えた府教委職員が人権侵害に遭ったという中原パワハラ問題の内実を明らかにし、違法行為を認定された教育長は絶対に辞めさせなければならないと訴えました。若者アピールでは、日本人「慰安婦」のケースは、アジア諸国の女性達と違い国際法違反ではないかもしれない、しかし、女性に対する重大な人権侵害にほかならないと、「慰安婦」問題の本質に関する訴えがなされました。
2月にも現れた、意味不明の騒音をまき散らしながらヨドバシカメラの周りをぐるぐる回って集会を妨害しようとする車が今回も登場。それと呼応してかどうか、アピールに文句をつけようとする人物も2人ほど現れたものの、それらのことはかえって参加者の結束力を高めたように思われます。ビラを受け取って、読みながら歩いた後、引き返してきて「がんばってください」とカンパを渡してくださった通行人の方もいて、本当に励まされました。
共にここにある喜びを感じながら、元気にシュプレヒコールの声をあげて最後を締めくくりました。
水曜デモ

第101回大阪駅前水曜デモ 希望ナビ大活躍



2月の水曜デモは、韓国から大勢の若い人たちが参加する行動となりました。今、韓国では多くの若者たちがハルモニに寄り添い、様々な活動を続けています。その若者たちが組織したグループのひとつ、希望ナビが平和紀行として日本を訪れ、大阪の水曜デモに参加してくださいました。
オープニングは希望ナビのダンスから始まりました。ポップなアリランに合わせて楽しいそうに踊る人たちを見て、私たちも楽しい気持ちになりましたよ。

アピールの最初は、主催者である関西ネットから。今の日本と韓国の社会情勢の落差、問題解決に向けて何が必要かという発言をしました。

その次は、関西ネットの水曜ダンサーズと希望ナビによる、「パウィ・チョロム」のダンス。圧巻です!これだけ多くの人数でダンスすると、さすがに映えます。若い人のダンスは素晴らしいけれど、水曜ダンサーズも負けていませんでしたよ。

希望ナビの代表からは、「『慰安婦』被害者が最近も2人亡くなられた。解放後70年たってもまだ解放されない被害者がいる」
「私たちは日本に反対していない。本当仲良くなるためには、このような問題を解決すべき。謝罪し反省することは、恥ずかしいことではない」
と、アピールがありました。その最中にも、路上ではヘイトな連中が街宣カーで「朝鮮人出ていけ」などと意地汚い言葉を頻発しており、日本に住む私たちとしては未来ある若者たちに申し訳なく思う一方、このようなことを日本で言える韓国の若者たちに本当に希望と未来を覚えました。

続いて希望ナビは、最近亡くなられた二人のハルモニとセウォル号の犠牲者を追悼して、「千の風になって」に乗せたカードセクションを行いました。これは日本では見ることのないアピール方法でしたので、感銘を覚えましたよ。日本軍「慰安婦」制度とセウォル号のために犠牲になったたくさんの人たちを追悼する気持ちに、見ている私たちも涙を抑えることができませんでした。

もちろん日本の若者も負けてはいられません。日本の若者からは「テロリストを許さないというが、植村記者とその大学に対する強迫行為はテロではないのか!」と、今の情勢を見事に射抜くアピールがありました。

その後、ふたたび希望ナビの歌とダンス、そして関西ネットの歌姫たちからも歌の披露を行い、最後に全員で力強くシュプレヒコールを行いました。

日本軍「慰安婦」問題は、日韓の外交上の政治問題のように語られる昨今ですが、私たちは被害者の人権を守り、尊厳回復を行うという一点で完全に心をひとつにしていました。なにが外交問題だって? 私たちはそんなくだらない地平に立ってはいません。日本に住む私たちは被害者に思いを馳せ、そして希望ナビの人々も被害者のために行動すると同時に、今回の日本平和紀行で多くの在日コリアンと交流し、日本による植民地主義と分断の歴史を学びました。
立場の違いは当然のごとくあるものの、私たちを隔てるものは何もありません。

未来は安倍首相や在特の連中にあるのではなく、手を携え合える私たちのものだと実感しました。
それを現実のものにできるのも、日本に住む私たちの課題です。
日本に住む皆さんも、希望ナビのように、希望を胸に頑張りましょう!

次回の大阪駅前水曜デモは3月4日19時から。みなさま、来月ヨドバシカメラ前でお会いしましょう!
(だい)






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日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク

Author:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
わたしたちは日本軍「慰安婦」問題解決のため、関西を中心に活動しています。

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